派遣に関することについて(7)

派遣元が派遣先の会社に候補者を連れて行き、履歴書を渡したり、直接契約をして派遣労働者を選定する慣行が広がっていますが、雇用責任を負わない派遣先が派遣労働者の採用にかかわることは違法になります。派遣労働は、原則として、専門的な知識、技術などが必要な業務に限定され、製造関係は対象業務になっていません。適用対象業務外の派遣をしたり、許可、届出なしに労働者派遣事業を営む派遣元には罰則が適用され、違法派遣を受け入れた派遣先には、企業名の公表などの制裁が予定されています。
しかし1999年の派遣法改定により、この対象業務について大きな変更があり、原則としてどの業務でも派遣の対象となりました。